これからの歯科のかかり方 |
インターネットで禁煙指導 |
禁煙を考え実行してもすぐ挫折してしまう人、禁煙外来に通えない人のために、ITによる禁煙サポート・プログラムが開発され、成果を挙げています。 「卒煙ネット」はパソコン要らず 携帯電話からアクセス 若い世代へのネット接続機能を持つ携帯電話の普及は目覚しく、主に20代、30代を中心とし、パソコンを介さずに携帯電話で簡単にメールをやり取りすることが、日常となっています。 また日本では、喫煙率が高いのは、20代、30代、40代で、この世代は、携帯電話のネット機能を使いこなす世代と一致していることも、特に携帯電話の禁煙指導プログラムが広く普及する理由のひとつです。 「卒煙ネット」は、これまでに1万人以上を禁煙に導いてきた実績ある人気プログラムです。 携帯電話はいつでも持ち歩いているものなので、吸いたくなったときに、いつでもどこでも、すぐに対処法を取り出せるのが最大のメリットです。 基本プログラムは最も再喫煙が多いとされる90日間をサポートしますが、長期の継続利用も可能です。 外来・企業での利用法 禁煙はしたいがマンパワーを投入できない、という医療機関や、企業の健康管理部門では、「卒煙ネット」などを利用することで、スムーズに禁煙サポートを始めることができます。 禁煙は、開始直後の1週間を吸わないで過ごすことが第1歩ですが、この期間は喫煙衝動が最も強く現れる時期であり、絶えず現れる喫煙衝動に対し、何らかの対策を考える必要があります。 「以前は次の外来まで1人で不安だったが、利用を開始してからは、そばに寄り添ってもらっているようで安心できた」(28歳女性)、「自分の症状にあった対処法が役に立った」(32歳男性)、これらは、外来で利用されている患者さんからのお声です。 禁煙達成度に応じてキャラクター「スワンちゃん」「ノンスモウくん」が変化していき、90日目を迎えるとどうなるのかが達成のお楽しみとなっています。 パソコン利用のさまざまな禁煙プログラム 最近、潜在的な危険性が問題化してきているネット社会の危険性を除くためにも、とくに未成年者への支援の場合は、メーリングリストやチャットではなく、必ず、医師が監修したプログラムを提供することが大切です。 「禁煙WEBクリニック」では個人の属性・生活習慣・スケジュール(飲み会、会議等)・性別を登録しておくことで、パーソナライズされたアドバイス、行動科学に基づくサポートがユーザーに提供されます。 最後に 医療に携わる私たちは、疾病治療を行うとともに、日常診療のさまざまな場面において、患者さんが「健康」を維持できるように情報提供を行っています。 *卒煙ネット(DoCoMo、Vodafone、auともに)http://www.sotsuen.net/ *問い合わせ・オムロンソフトウエア kenko-info@omronsoft.co.jp *禁煙WEBクリニック http://www.nifty.com/kinen/ *禁煙チャレンジ−90Days− http://www.nifty.com/kinen90days/ |