小林歯科クリニックを紹介した「ドクターズファイル」の文面の転載です |
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表参道からわずか数分とは思えないほど落ち着いた場所にある小林歯科クリニック。
院内は小林院長の人柄そのままのアットホームな雰囲気で、歯科医院が苦手という人にも安心感を与える。
治療の前にまず“予防”という独自の治療方針は「こんな歯科医院を探していた!」という声も多い。
歯を犠牲にして症状を取り除くのではなく「予防と審美とのコラボレーション」を理念に、再発させない治療を実践。
その評判が口コミで広まり患者には芸能人や政治家も多いのだとか。
他の歯科医院とは一線を画す独自の治療方針とはどんなものなのか。
院長の熱い想いを聞いた。 |
虫歯や歯周病を再発させない“予防”に重点を置いた治療 |
こちらのクリニックの治療方針についてお伺いしたいのですが |
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一般的には歯科医院では虫歯や歯周病などの悪くなった状態を良くしてもらう、治してもらうところという印象があると思います。
もちろん、悪くなってしまった部分を治療することは最優先ですが、それ以外にもやるべきことはたくさんあると思っています。
悪い部分をその場しのぎで治すだけでは根本的な治療にはなりません。
痛みが出たり、詰め物が外れるからには必ず原因があるのです。
その原因を突き止め、虫歯や歯周病ができにくい環境を作ったうえで治療することが必要だと考えています。
土壌がよくない場所に家を建てても長持ちしないのと同じで、口の中の状態を整えてからでないと良い治療結果が得られないのです。
虫歯や歯周病になりにくい状態を作る「予防」に重点を置きながら、歯へのダメージが少ない治療をする。
治療と予防は両輪で行うべきだと考えています。 |
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予防を中心とした治療を行うようになったきっかけは、どんなことだったのでしょうか? |
日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業した後、東京医科大学病院を始めとして数々のクリニックで勤務しました。
しかし、経験を積むうちに「歯を犠牲にして症状を取り除いているだけではないのか」と治療の在り方に疑問を持つようになりました。
現在の歯科治療は、痛みが出たら止める、詰め物が外れたら代わりを入れるといった“対症療法”がメインです。
患者さんは少しでも早く治したいと思っているので、それに応えるためには仕方ないこともあります。
ただ、根本的な問題をそのままにして対症療法だけで治療すると虫歯は必ず再発してしまいます。
食習慣や間違った歯磨き、喫煙など患者さんによって歯が悪くなる原因は様々です。
悪くなった原因を突き止めて、そこから治すことが本来の治療だと思います。虫歯や歯周病を再発させない、よい状態をつくるためには「予防」が何よりも大切だと考え、現在のような治療方針をとるようになりました。 |
実際の治療はどのような形で進むのでしょうか? |
順番としては「応急処置」→「検査」→「治療計画」→「予防プログラム」→「修復プログラム」→「メンテナンス」というのが一連の流れです。
具体的には痛みがある、詰め物が外れたといった場合には応急処置を行い、その後で検査に移ります。
まずはお口全体の写真を撮り、形状や歯の色などを記録します。さらに、歯型を採り上下の咬み合わせのバランス・歯並びを診ます。
そのほか、歯周病の詳しい検査や唾液の検査(分泌量・緩衝能・細菌培養検査)なども行い、状態を把握します。
私のクリニックではこうした検査を「歯科人間ドック」と呼んでいますが、文字通り徹底的な検査で悪くなっている部分やその原因について調べるのが目的です。
検査結果をもとに、治療方法・期間・費用などについて時間をかけてお話します。
「短い時間で治療を終えたい」「費用を抑えたい」「長持ちさせたい」など皆さんの希望を聞きながら納得して頂けるまでお話します。
その後、治療へと進みます。一番の特徴は修復の前に「予防プログラム」というのが入ることでしょうか。
歯石などの汚れをとり、さらに汚れが付きにくいような状態になるように指導してからかぶせ物や詰め物などの修復物を入れます。
すぐに治療に入らないことを疑問に思う方もいますが、その意図をお話するとほとんどの方が納得してくださいます。 |
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